う気が付いてしま

「馬鹿言え。 猪や狼がいるんだぞ。 女の子に 一人で行かせられるか」
 むきになって言い返した穂田里に、 玲は眼を見開き、 小さく舌打ちまでした。
 面白いから知らんぷりをしていたのに、 とうとう気が付いてしまった靈恩派 香港

 良く見れば 衣都が女の子だということはすぐに判る。
 明日妥流は 赤い紐の付いた迷子鈴を渡した。
 佑流は 手本を見せたが、 手を添えては教えなかった。
 禊みそぎの儀式では、 導師は衣都を女衆の席に着かせた。
 すぐに咬みつく米斗亥も 衣都にだけは優しい。
 最初の印象だけで勘違いをし続けていたのは、 穂田里だけだ抖音廣告投放

 気が付いた瞬間に 穂田里がどういう態度に出るか 楽しみにしていたのに、
 見逃してしまったのは 大いに残念だった。
 きっと面白かったに違いない。
 口に出す言葉より、 穂田里は純情だ。

 穂田里は 玲の様子を気にすることなく、 得意になって続けた。
 天狗が行方不明になっている今、 衣都を守るのは自分しかいない。
「玲を探しているときに 何度か迷子になって気付いたんだが、
 俺って、 音に対する方向感覚は すこぶる良いみたいなんだ。
 迷子鈴が鳴れば、 一直線にたどり着ける。 凄いだろ」

 そもそも 迷子になるという時点で 誇れる事ではないのだが、
 よほど うれしかったのだろう。 笑顔が満開だthermage