真面目な話をしたこ

 住友銀行頭取の岩澤正二さん(現東洋工業会長)とはしょっちゅう
会ってはいるが、考
えてみると、あまり真面目な話をしたことがない。
いや、あまりどころか、一度もないかも
しれない。しかし、それでい
て、意、自ら通じているのは、ウマがあうのだろうamway probiotics

 その岩澤さんと神田の「藪」で、そば味噌を肴に酒をくみかわしな
がら、住友の総理事だ
った伊庭貞剛を語った。

 大体、筆者の伊庭貞剛論は伝記作家。
 児島直記さんの受け売りだ
が、岩澤さんは一つ一つ、あいずちをう
ってきてくれた。もともと聞き上手なので、すっかりいい気持ちにな
ってしゃべりまくった。それから一週間たった安利 香港
 
 酒とそば味噌の味はしっかり覚えていたが、会話の内容などはすっ
かり忘れてしまってい
た。そこへどさりと書籍小包が届いた。
 開けてみたら「幽翁」とあった。
「幽翁」は伊庭貞剛の雅号で、昭和8年発行の古いものでだった。
 こういうさりげなさは
岩澤さんの身上でもある。
 息もつかずに、一気に読みあげた。さすがに住友マンの理想的人
間愛だけに、その言動に
はコクがあり、実にいい読後感だった。
とても全部はのせきれないが、得に感動した箇所を
語録の形で紹
介してみたい靈恩派 福音派